エクアドル南部のアンデス山地に分布するトガリネズミです。山地林、低木地、パラモから標本・観察記録があります。
BioWeb Ecuadorは、背面を濃い灰色、腹側を銀色がかった淡い色と記し、頭は細長く先がとがり、短い耳は毛に隠れ、短い尾は色が二つに分かれると説明しています。
エクアドルのカハス高原に暮らすこのトガリネズミは、甲虫やクモ、イモムシを食べています。胃の中には、甲虫の硬い羽やクモの脚など、食べた小動物のかけらが残っていました。高原の小さな食べ手と、足元にいる虫たちとのつながりが表れています。
これは1981年から1987年に行われた野外調査の結果です。1992年の論文では、捕獲した十二頭のうち五頭の胃が調べられました。調査では罠を通り道や穴の近くに置き、朝と夕方に確認しています。胃に残る形を見分け、どんな獲物を食べたかを確かめました。
十二頭は山地林、ポリレピスの林、川沿いの低木地で見つかり、草原では捕まりませんでした。高原の中でも、木や低木のある場所から、食べ手の姿が浮かび上がっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
カハスの調査では、牛と薪集めによって下草が失われたポリレピスの林で本種は捕まらず、すぐ隣の傷んでいない林では捕まりました。1992年の著者は、地表を覆う植物が続く場所への依存から、生息地の改変への弱さを指摘しています。