茶色から灰色の体に赤い顔の皮膚が目立つツカツクリです。ボルネオでは地面で餌を探し、植物の盛り土に卵を埋めてその熱で温めます。
成鳥は茶色から灰色の羽色で、顔の皮膚は鮮やかな赤です。オスとメスの羽色はよく似ています。
パラワンツカツクリは、卵を抱く代わりに、地面の暖かさを使って育てる鳥です。フィリピンの島々では、植物を集めた塚を使う場所も、日差しで温まる砂地に卵を埋める場所もあります。パラワン島沖のプエルコ島では、海辺の産卵場所の近くに茂みや木があり、鳥たちはその周りを歩いて暮らします。
2021年の研究では、プエルコ島の産卵場所に置かれたカメラが、ひなの地上へ出る様子を記録しました。時間が記録された百七十八回の出現は、午後六時半から朝六時の間でした。特に夜九時から午前一時に多く、砂の下で育ったひなは、暗い時間に姿を現していました。
地面に出たひなは、すぐ近くの茂みに移って隠れました。産卵場所には、クイナやサギの仲間、渡りのフクロウなど、ひなを食べる鳥もいました。研究者は、夜に出て素早く隠れる行動が、捕食を避けることに役立つ可能性を挙げています。温かい砂と、その先の茂みが、ひなの出発点を形作っていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2021年のフィリピンの現地研究は、小島や沿岸の砂浜が重要な繁殖場所であり、海辺の開発や改変、狩猟を保全上の課題に挙げています。産卵場所を保護する区域として残し、狩猟を減らすことが提案されました。島ごとの暮らしの違いや移動を調べ、継続して鳥の数を記録することも求められています。