アカフサオネズミカンガルーは、長い尾で巣材を運ぶタスマニアの小型有袋類です。夜に草の巣を出て、菌類や種子などを食べます。
体の上側は黄灰色で、腹側は白色です。尾は頭と胴を合わせた長さほどあります。
アカフサオネズミカンガルーは、豪州本土で約100年間見られなかった後、キャンベラ近郊のマリガンズ・フラット森林保護区へ再導入されました。保護区は2009年に柵で囲われ、外来捕食者を防いで在来動物を戻す場所になりました。本種の再導入は2012年に始まりました。ここは、危機に瀕したボックスガム草原林の回復を進める実験地でもあります。
2014年の調査では、ベトンが土を掘った跡を36地点で記録しました。菌類など地中の食べ物を探す小さな穴は、森林の地面を動かします。樹冠の下だけでなく開けた草地にも掘った跡があり、荒れた裸地でも採食が確認されました。観察は7月から11月まで続けられ、季節ごとの掘り方も比べられました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アカフサオネズミカンガルーは豪州本土から約100年間見られなくなった後、キャンベラ近郊のマリガンズ・フラット森林保護区へ再導入されました。保護区は485haで、捕食者を防ぐ柵に囲まれています。2014年の5か月調査は保護区内の36地点で行われ、0.3~0.4頭/haの密度で本種が採餌穴の55%を占めました。残りはハリモグラ、鳥、野生ウサギなどによる穴でした。掘削量は1haあたり年間985kgと推定されています。利用可能なリンが多く、アカシアの基底面積が大きく、カンガルーの採食が少ない場所ほど掘削が多い傾向でした。著者らは、掘る活動が家畜放牧で劣化した温帯草原林の生態系機能を補う可能性を示しました。