キビタイシメは太く大きなくちばしを持つ、ずんぐりしたアトリの仲間です。オスは黄色と黒、メスは灰色を主とした羽色です。
成鳥のオスは黄色と黒の体に翼の白い斑があります。メスは灰色を主とし、翼に白黒の模様が見られます。
キビタイシメには、姿がよく似た集団でも異なる声の型があります。研究チームは市民が集めた録音と自動録音機の音を使い、オレゴン州からカリフォルニア州にかけて型1と型2の分布を調べました。自動録音機は4年間、20地点に置かれ、1,865時間分の音が分析されました。録音の違いは、姿がよく似た集団の動きや季節移動を追う手掛かりになります。
繁殖期には、調査地の北側で型1、シエラネバダ山地で型2が多く、オレゴン州南部では両方が重なりました。繁殖後には二つの型が広く分布し、シエラネバダ山地などで同じ地域に現れました。型2は南オレゴンより北ではまれでした。市民から寄せられた119件の録音も分布の把握に使われました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
録音で声の型を見分けると、姿がよく似た集団の分布や季節の動きを追えます。この研究では繁殖期に型が重なる地域と、繁殖後に両方の型が広がる様子が記録されました。