記載されたオスとメスの腹部には、茶色とベージュのまだら模様があります。
記載されたオスとメスでは、頭から胸をおおう部分、大きなあご、脚が赤みのある茶色です。脚の関節の一部は、黄白色です。
Eriauchenus harveyiは、長いあごのつけ根に近いところから、横向きに長いとげを伸ばしています。あごの表面に対して、ほぼ直角に突き出す形です。頭の頂上には短いとげが二本あり、あごの長いとげとは異なる姿をしています。
二〇一八年の研究で記載されたオスは、体長が約二ミリメートル、あごの長さが一・三ミリメートルでした。長いとげは、あごのつけ根から〇・一五ミリメートルの位置にあります。メスにも同じように横向きのとげがあり、つけ根からの距離は〇・一七ミリメートルと記されています。
また、頭の前寄りにある中央の目は、周囲の表面とほぼ同じ高さにあります。頭やあごの形を顕微鏡で確かめた記載は、体の小ささの中にある細かな配置を示しています。長いあご、そのそばのとげ、頭に並ぶ目という、それぞれの部分に特徴を持つクモです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の標本が得られたアンドリンギトラ山地の地域では、公園管理団体が、開墾や焼き畑、火災などを自然環境への圧力として挙げています。同団体は、二〇二四年に巡回網の拡大や火災区域の地図作りを行ったと報告しています。本種については、過去の採集地点の雨林と落ち葉のある場所を調べ直し、生息状況を継続して確認する調査が考えられます。