褐色と白の帯模様がある地上性の鳥で、米国南部の草原に暮らします。春の繁殖期にはオスが求愛場に集まり、メスに向けて誇示行動をします。
オスとメスとも褐色と白の帯模様があり、丸い体と短い尾をもちます。求愛中のオスは目の上の橙色の突起と、赤橙色に膨らむ首の袋を見せます。
ヒメソウゲンライチョウは、草原の地面に巣を作り、メスが卵を温めます。メスは抱卵の途中にも巣を離れ、また戻ります。カンザス州では、その外出が朝と夕方に多く見られました。卵のある茂みと、外へ歩き出す時間の両方が、メスの子育ての一部です。
2013〜15年、米国カンザス州の三地域で、野生のメス八十七羽の居場所が追われました。対象となった百九個の巣には、最初の巣と、産み直した巣が含まれます。位置の記録から巣を離れていると判断されたとき、メスは巣から四百〜六百メートルほど離れた場所にいることが多くありました。
巣の周囲を草が覆い、植物が視線を遮る場所ほど、メスが巣にいる割合は高くなっていました。巣にいる割合が高いメスでは、巣が孵化する日まで残る確率も高い関係が見られました。卵を温める暮らしは、メス自身の状態や天気に加えて、巣を囲む草の茂り方とも結び付いていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2023年の研究者は、メスが卵を温め続けやすい環境を確保するため、巣の周囲の草の量と高さに配慮することを提案しています。巣を離れている間に使う場所も調べる必要があり、卵のある一点と、その周りでメスが利用する草原を合わせて考えることが課題です。