ブラジルのアマゾン川以南の湿った低地林にすむホウカンチョウの仲間です。白い冠羽と栗色の首・胸が目立ちますが、行動や食性の詳しい記録は限られています。
長い白い冠羽には赤褐色の縁があり、首から胸にかけても赤褐色です。オスとメスでは目の色にも違いがあります。
シロガシラシャクケイは、ブラジルのアマゾン川より南に分布する鳥です。低地の湿った森林にすみ、主に木の上で暮らします。地面へ降りて食べ物を探すこともあり、木が密に育つ森を好みます。大きな川を挟んで広がるアマゾンの中でも、この鳥には固有の分布があります。
マラニャン州やパラ州では、牧場や畑を広げるために森林が失われてきました。森の中へ道が延びると、人が入りやすくなり、食用などの狩猟の圧力も加わります。森林が小さく分かれることは、暮らせる面積を減らすだけでなく、いなくなった場所へ戻る動きにも影響します。
この鳥はアマゾニア国立公園やグルピ生物保護区にも生息します。国際的な保全評価では、残された森林を守り、狩猟や売買のための捕獲を減らすことが提案されています。地域ごとの生息状況を調べる仕事も必要です。鳥の暮らす場所と、そこへ及ぶ人の活動を合わせて考えることが、保全の課題になっています。
IUCNレッドリスト · 絶滅危惧(VU) · 世界
牧場や農地への転換による森林の減少、食用や飼育のための捕獲が脅威です。保護区の森林を残すこと、狩猟の影響を減らすこと、生息状況や生態を調べることが提案されています。