大きな耳と耳先の黒い房毛をもち、草地や湿地にもすむネコです。
毛色は砂褐色・赤褐色・灰色などで、体の模様は目立ちません。顔は細長く、背の高い耳の先に小さな黒い房毛があります。
カンボジアのスレポク野生動物保護区では、2009〜2019年のカメラ記録とDNAで種類を確かめたふんを使い、ジャングルキャットの食べ物や活動を調べました。食べた量で見ると、ネズミの仲間が56%、リスの仲間が15%、ノウサギが12%で、鳥とは虫類もそれぞれ8%を占めました。
乾季には火災が起こり、小型の脊椎動物が減る森で、ジャングルキャットはネズミ類だけでなくリスやノウサギなども食べていました。同じ調査地のベンガルヤマネコは食べ物の73%がネズミ類でした。両種は主に夜に活動しました。モデルでは、乾燥落葉樹林の中でもジャングルキャットがいる場所は少なく、ベンガルヤマネコより占有確率が低いと推定されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
著者らは、東南アジアのジャングルキャットを守るには、乾燥落葉樹林の広いまとまりを保ち、その地域の法を守る取り組みを強める必要があると述べています。