脇の黒い帯が目立つ、アフリカの草原のガゼルです。
背は赤茶色、腹は白色で、その間を黒い帯が走ります。顔には、目から鼻に向かって白い筋があります。
タンザニア北部のタランギレ生態系では、トムソンガゼルは家畜を飼う人たちの集落に近い場所で見つかりやすいという結果が出ました。研究者は2012〜2018年、タランギレ国立公園、マニャラ牧場保護区、ロルキサレ猟獣管理地域に広がる213本の1キロ調査路を、季節ごとに調べました。6種の草食動物を記録し、トムソンガゼルの群れは83回見つかりました。集落の近くで見つかる割合が高く、樹木の多い場所では低くなりました。
研究者は、人の集落の近くでは肉食獣の危険が小さくなる可能性を考えました。一方、草の栄養が豊かな場所が集落の近くに多い可能性も挙げています。調査では草の高さを測っておらず、集落の近くで見つかる背景はまだ分かっていません。
IUCNレッドリスト(Mammal Diversity Database種ページの表示) · 低懸念(Least Concern, LC) · 世界全体(Eudorcas thomsonii)
Mammal Diversity Databaseの種ページは、トムソンガゼルのIUCN世界カテゴリーを低懸念(LC)と表示しています。IUCN公式の2018-2変更表では、トムソンガゼルの区分が準絶滅危惧(NT)から低懸念(LC)に変わったと記録されています。この区分は世界全体の評価で、タランギレなど個別地域の状態を表すものではありません。タランギレの研究は生息場所の使われ方を調べたもので、世界的な絶滅リスクや個体数の変化を評価したものではありません。