ユーラシアや北アメリカにすむ、群れで暮らすイヌの仲間です。森林からツンドラ、草原まで幅広い環境を使います。
名前はハイイロオオカミですが、毛色は灰色だけでなく、白や茶色、黒を帯びるものもあります。
ミネソタ州北部のオオカミには、浅い川で魚を捕るものがいます。岸で待ったり、水の中を歩いたりしながら魚を探し、鼻先を水へ突き入れて口で捕らえます。春の川も、オオカミの狩り場になります。
二〇一七~二〇二一年、ボエジャーズ国立公園と周辺の森では、位置を調べる首輪やカメラを使い、魚捕りの様子が調べられました。首輪を付けた十頭に魚捕りが認められ、成功した狩りで魚を特定できた例では、ホワイトサッカーという淡水魚が獲物でした。多くの魚捕りは、春に魚が産卵へ向かう時期に起きていました。
映像には、魚を岸へ置き、再び川へ戻る姿も写っています。三回あった魚を岸へ置く場面のうち、二回では、その後また水へ入りました。魚がはねる音に反応して川へ戻る姿も見られました。走って追う狩りに加えて、待つ、捕る、岸へ運ぶという動きが、川辺で組み合わされていたのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ミネソタ州では、人との衝突を減らしながらオオカミを長く存続させることが管理の目標です。州の二〇二二年の計画には、生息数の調査や家畜への被害対応などが含まれています。同州が公表する二〇二四年の死亡報告には、車との衝突や違法なわなによる例もあり、人の活動に伴う死亡を減らすことが地域の課題になっています。