タイヘイヨウアカボウモドキは、熱帯のインド洋と太平洋の沖合にすむアカボウクジラです。分かっていない生態も多くあります。
成獣の体色は個体差があり、黄褐色から灰褐色が中心です。口先はやや長く、背びれは後方にあり、長く鉤状です。
タイヘイヨウアカボウモドキは、熱帯から亜熱帯の外洋にすむアカボウクジラ科の大型鯨類です。2012年11月と12月、シンガポールからスリランカへ向かう19日間の航海で、目視による鯨類調査が行われました。航路はマラッカ海峡とアンダマン海を経てベンガル湾を横切り、調査全体では11種、40回の目撃が記録されました。
そのうち一度、ベンガル湾でヒレナガゴンドウの群れと一緒に泳ぐタイヘイヨウアカボウモドキが見つかりました。著者らは、この記録をベンガル湾での初の生体目撃、当時の北インド洋で最も東の生体記録として報告しています。マラッカ海峡やアンダマン海も通る航路で得られた、外洋を移動する珍しい鯨の分布記録です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2012年の19日間の航海では、ベンガル湾でタイヘイヨウアカボウモドキの生体が一度確認されました。当時、北インド洋で最も東に位置する生体目撃記録として報告され、分布資料に新たな地点が加わりました。