首が長く、体つきがほっそりしたカモです。繁殖羽のオスでは、中央の尾羽がとくに長く伸びます。
繁殖羽のオスは茶色い頭と白い胸を持ち、首の横に白い線が伸びます。メスは褐色系で、顔の模様は目立ちません。
オナガガモの春の旅では、北へ進むにつれて昼間の飛行が増えることがあります。イタリア北部で冬を過ごした鳥の追跡では、全体として太陽が低く、空が暗くなっていく時間に飛ぶ傾向がありました。その一方で、北の目的地へ近づき、夜が短くなるにつれて、明るい空の下でも移動していました。森の上では暗い時間を選ぶ傾向が強く、開けた場所では明るさに対して柔軟でした。
2026年に発表された研究では、ベネチアの潟で捕まえた22羽から、春の渡り25回分の記録を得ています。移動先はヨーロッパ北東部から西シベリアまで広がっていました。一日以上の滞在があった21回の渡りのうち、17回では最も長い滞在が旅の前半にありました。飛ぶ時間の変化に加え、旅の初めに長くとどまり、後になるほど短い滞在を重ねる姿が見られました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
米国ノースダコタ州の2025年の保全計画は、草原と湿地がまとまって残る場所の減少や、湿地の排水をオナガガモの脅威に挙げています。農地や前年の刈り株が残る畑に作った巣が、農作業で壊されることもあります。州は、草原と浅い湿地を守ること、傷んだ湿地の水の流れや植物を回復させること、湿地の周りに草の帯を残して土や水の流れ込みを抑えることを勧めています。