オスの黒い腹と、オスとメスどちらにもある冠羽が目印の砂漠のウズラです。
オスとメスともに頭に黒い羽の房があります。オスの腹には黒い斑があり、近縁のカンムリウズラとの違いが分かります。
ソノラ砂漠の夏、ズアカカンムリウズラは日中の暑い時間を日陰で過ごします。日なたに出るのは、茂みから別の茂みへ移るときなどの短い間です。水辺から離れた谷にも暮らし、植物や昆虫に含まれる水分も利用します。砂漠での毎日には、暑さを避ける場所と、体の水分の両方が関わっています。
2015年の論文は、十九羽を使って暑さへの反応を調べました。鳥は2013年七月にアリゾナ州ツーソンの北西部で捕獲され、その日のうちに実験を受けています。研究者は水を与えた鳥を、乾いた空気が流れる部屋に入れ、温度を段階的に上げながら、体温や体から失われる水を測りました。
空気が三十五度のとき、失われる水は一時間あたり平均約〇・七グラムでした。四十八度では約二・五グラムまで増えています。体温も上がりましたが、水を蒸発させることで熱を逃がしていました。暑さをしのぐ体の働きには、水を使うという負担も伴っていたのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2015年の研究は、気温が上がる将来の分布を考えるために、鳥が暑さと水分不足にどう対応するかを理解する必要があるとしています。ズアカカンムリウズラでは、強い暑さが餌を探せる時間や場所を制限する可能性が論じられています。体温調節の測定は、熱波による影響や、生息地で暑さを避ける条件を考えるための基礎資料になります。