ウミスズメは北太平洋の海鳥です。繁殖地は日本海からカナダのクイーンシャーロット諸島まで広がり、島の土に巣穴を掘って繁殖します。
体は灰色で、のどと頬は白く、あごと頭頂は黒色、くちばしの先は黄色です。繁殖羽では、目の後ろへ伸びる白い線が現れます。
カナダ西岸ハイダ・グワイの東西4繁殖地で、2014年にウミスズメへ位置記録器を装着しました。東岸の家族は南東へ進み、クイーン・シャーロット海峡と周辺海域に4〜6週間とどまりました。西岸の家族は北西へ移動し、東岸の家族より早くブリティッシュコロンビア州の海域を離れました。
6月には全個体がアリューシャン列島東部、ベーリング海南東部、カムチャツカ沖へ向かいました。10〜11月には約3分の1が北米西岸へ戻り、残りは日本・韓国・中国東北部沖へ進みました。アジアで冬を過ごした鳥は翌年2月に東へ向かい、3月にブリティッシュコロンビア州沖へ戻りました。8月には多くが北へ移動し、一部はベーリング海峡を通ってチュクチ海へ進みました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
繁殖地の東岸を出た家族は北部ブリティッシュコロンビアの海域に4〜6週間とどまります。著者らは、この期間に油が流出すると影響を受けやすいと述べています。