後頭部の冠羽と黄色い目が特徴の潜水ガモです。
オスは黒と白の羽色で、後頭部の冠羽が長く垂れます。メスや若鳥は褐色で、冠羽は短めです。
キンクロハジロは、並べられた貝から大きさを選んで食べることがあります。飼育下の6羽に、殻の長さで分けた淡水の貝を見せた実験では、15〜17.5ミリメートルのものがよく選ばれました。選ばれた大きさは、いちばん小さい貝よりも大きなものでした。いくつもの大きさがそろった場所で、食べる貝には偏りがありました。
1987年に発表された研究では、鳥を1羽ずつ調べました。貝は水際の石の上に置かれ、鳥は潜らずに選べる条件でした。10段階の大きさを同時に与える実験のほか、2段階だけを比べる実験も行われました。2羽を使った二つから選ぶ実験では、半数余りの組み合わせで大きい方が好まれましたが、二つとも大きい場合には小さい方を選ぶ傾向もありました。くわえてから飲みこむまでの時間は、貝が大きくなるほど長くなっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
バードライフの解説は、繁殖地の排水や泥炭の採掘、農地の利用の変化、油による汚染をキンクロハジロの脅威に挙げています。湖などでの余暇活動による繁殖の妨げも問題とされています。ヨーロッパの保全策としては、重要な繁殖地が作り変えられるのを防ぐこと、負担の少ない農業を進めること、狩猟で取られる数を把握して管理することが提案されています。