跳びはねて移動し、自分で掘った巣穴に隠れるアフリカ南部の夜行性の動物です。
砂色から赤茶色の毛で、四本足で走るほか、カンガルーのように跳ねます。
南アフリカ東ケープ州の一農場では、自然草地、古い畑、最近耕された区画が入り交じっていました。トビウサギは、その中でも背の低い草が広がる場所をよく利用しました。ただし、耕作が強ければよいわけではありません。何度も耕されて植生が乏しくなった区画は、ほとんど使われていませんでした。
この農場での採食跡や胃の内容物からは、葉だけでなく、ギョウギシバの地下茎やショクヨウガヤツリの塊茎もよく食べることが分かりました。後者の植物が多い区画ほど、見つかったトビウサギも多くなっていました。一方、チコリー畑では根や葉を食べた跡がなく、動物は畑の作物なら何でも食べるわけではありません。地上の草丈と、土の中の食料の両方が夜の採食地を形作っていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南アフリカ東ケープ州の一農場での調査では、トビウサギは短草地をよく利用し、ショクヨウガヤツリの量と観察された個体数に正の関係がありました。この地域の生息地を考える際は、草丈と地中の餌植物の両方が手掛かりになります。これは一農場の結果で、世界全体の保全区分・評価日・個体数の傾向は確認できていません。