北部タテガミナマケモノは、ブラジルのバイーア州とセルジッペ州に分布するナマケモノです。若葉を中心に葉だけを食べることが研究で確認されています。
オスとメスとも首の後ろから肩に黒いたてがみがあります。オスのたてがみは通常、メスより大きく濃い色です。
ブラジル沿岸の大西洋岸森林にすむタテガミナマケモノについて、研究者は42地点の記録を使い、気候と標高から生息に適した地域を推定しました。Maxentとマハラノビス距離の二つの方法で、セルジペ州からリオデジャネイロ州までの既知の分布を調べました。特に気温の季節変化が、分布を左右する環境要因として示されました。
モデルは、17か所を生息の要となる候補地として示しました。一方、過去の記録がない北部リオデジャネイロ州、北部エスピリトサント州、南部バイーア州の一部にも、気候条件の上では適した場所が現れました。気候以外の要因も分布の空白に関わる可能性があり、研究者は新たな調査地を提案しました。候補地の多くは沿岸部の山地にありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究者は、現存する保護区を含む17か所を生息の要となる候補地域として示し、新しい調査地も提案しました。気候条件と森林の残り方を合わせた分布モデルは、沿岸ブラジルで保全の優先地域を考えるための地図として提示されています。