地面に深い穴を作るミミズです。落ち葉を地表で食べ、ときには穴へ引き込みます。土の下と上のくらしをつなぐ動物です。
細長い体に、輪のような細かい区切りが並びます。
このミミズは、穴の形を変えて浅い土にもすむことができます。穴の下端を曲げたJ字型や、両端が上を向くU字型、輪のように曲がった穴を作ることもあります。
二〇二四年の研究は、イングランド北西部の工場跡地で、この穴掘りの柔軟さを調べました。地面の浅い層の下には、昔の薬品製造で出た廃棄物が積もっています。二〇一〇年三月、近くの林から集めた本種一六〇匹を試験区へ入れ、どの深さに穴を作るかを調べました。
四日後、樹脂を流して形を確かめられた一二本の穴は、平均の深さが一一センチでした。下の廃棄物の層へは入らず、多くは境目で曲がっていました。一四か月後も浅い穴が見つかり、五年後の再調査ではおとなに加えて幼いミミズも見つかりました。別に室内で飼った三匹も、九か月後には表土の中にU字型や輪状の穴を作っていました。深い穴が掘れる場所だけでなく、浅い土に合わせて穴を曲げる暮らし方も確かめられたのです。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ミズーリ州ではヨーロッパから入った種として扱われます。外から入ったミミズの影響は、地域や森のもともとの生き物によって違います。
米国ミネソタ州の自然資源局は、外来ミミズが、それまでミミズのいなかった森の落ち葉の層を減らし、林床の植物や土壌に影響すると説明しています。新たな場所への拡散を防ぐため、釣りで余ったミミズを森へ捨てず、ごみとして処分することを勧めています。これは北米の移入先で、もともとの森林を守るための対策です。