ビルマカラヤマドリは、長い尾と赤い目の周りの肉垂をもつキジの仲間です。オスは青や白の模様が目立ち、メスは茶色のまだら模様をしています。
オスは赤茶色の背と脇に白や青の帯模様があり、尾には茶色と淡い色の横縞があります。メスはオスより小さく、茶色や黄褐色のまだら模様です。
ビルマカラヤマドリは、マツやカシの仲間などが生える森林に暮らします。茂みや草地が入り交じる山腹を使い、ドングリやシロアリを食べる姿も知られています。地面で食べ物を探す鳥ですが、夜には木に上がり、枝にとまって休みます。
中国・広西の金鐘山では、2003年十二月から2005年四月の間に行われた四つの時期の調査で、十二か所のねぐらが調べられました。研究者は鳥が木に上がる様子や、木の下のふんなどを手がかりに場所を探し、休む場所として使われていない十地点とも比べています。
十二か所のうち九か所は広葉樹林にあり、枝の高さは地面から二〜五メートルでした。ふつうは一羽ずつ別の木で休みましたが、二〜三羽が同じ木を使うこともありました。冬には、同じ林に集まりながら互いに間を空けて休む姿も見られています。夜の森には、木の選び方と、鳥どうしの距離の取り方がありました。
IUCNレッドリスト · 危急(VU) · 世界
2023年に公表されたIUCN世界評価は危急とし、数の動向を減少としています。森林の減少や悪化、分断に加え、食用の狩猟やわなによる捕獲が脅威です。金鐘山のねぐら調査では、夜に休む場所を残すためにも広葉樹林の保護が勧められています。食べ物を探す場所と休む木を含む森林を保ち、捕獲を減らすことが必要です。