オウサマタイランチョウは、開けた場所にとまり、飛んでいる昆虫を追います。北米で繁殖し、冬は南米へ渡ります。
頭と背は黒っぽく、腹は白色です。角ばった尾の先に白い帯があります。
ニューヨーク、ネブラスカ、オレゴンで繁殖するオウサマタイランチョウ12羽に、位置記録計を付けた研究があります。ニューヨークの鳥は大西洋岸を南下してフロリダへ向かい、そこからメキシコ湾を越えました。ネブラスカやオレゴンの鳥は、テキサス州とルイジアナ州の境付近から中米へ向かう経路が多く見られました。
南米に着いた後の行動にも個体差がありました。オレゴンの全個体とニューヨーク、ネブラスカの各1羽は北西アマゾンにとどまりましたが、東部の多くの鳥は別の地域も移動しました。離れた繁殖地から来た一部の鳥が同じ冬の地域を使うことが分かりました。追跡結果から、北米の繁殖地が離れていても、南米で使う地域が重なる個体がいると分かります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
12羽の追跡では、繁殖地から中米を通る道筋と南米で使う地域が記録されました。北西アマゾンは複数の繁殖地から来た鳥が集まる場所で、論文は非繁殖期の重要な地域として挙げています。