大きな目を持ち、よく熟した果実を食べるオオコウモリの仲間です。
背中は暗い褐色から灰色で、腹側の毛はそれより明るい色をしています。
1974年の冬、南アフリカのツィツィカマ沿岸国立公園で洞窟ねぐらのエジプトルーセットオオコウモリを調べると、日没から平均86分後に飛び立ち、日の出の216分前に戻っていました。1975・76年の夏は日没後31分で出発し、日の出の12分前まで活動。夜が短い夏のほうが、活動時間は冬より長くなりました。冬の出発は日没後54〜166分、帰巣は日の出前126〜320分の幅でした。
冬には月明かりが峡谷に差し込むと、飛び立つ時刻が遅れる傾向も記録されました。調査は11回の連続観察を行い、434頭を捕獲、計測、標識付けして放しています。研究者は季節ごとの活動時間について、繁殖期や気温も関わる可能性を述べました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
1978年の論文は、ツィツィカマ沿岸国立公園の洞窟が調査当時少なくとも10年間乱されておらず、公園指定前には地元農家が肥料にするグアノを集めるため洞窟に煙を入れ、コウモリを追い出していたと記録しました。公園は1964年に指定されています。現行の種全体の正式な保全区分と評価日は、確認した資料から特定できていません。