ドウグロライオンタマリンは、黒い体と頭の金色のたてがみが目立つ小型のサルです。ブラジル南東部の森林で、家族などの小集団で暮らします。
体の大部分は黒く、顔のまわりから頭にかけて金色の毛がたてがみのように伸びます。このたてがみはオスとメスに見られます。
ドウグロライオンタマリンは小さな群れで暮らし、果実などを食べながら森林の樹上を移動します。研究者はブラジル南バイーア州で、ゴム農園を利用する一群の様子を調べました。
ドウグロライオンタマリンは、ブラジル南バイーア州のゴム農園でも観察されました。2013年8月から2014年1月までの観察22日のうち16日、同じ一群が農園内で確認されました。食べる、毛づくろい、眠る行動が記録され、農園を通り抜けるだけでなく、その群れの行動圏の一部として使っていたと考えられます。
目撃地点は農園全域に均等ではなく、一部に偏りました。著者らは、ジャックフルーツと着生ブロメリアがタマリンやウィードマーモセットを引き寄せた可能性を挙げています。それまで南バイーア州では影付きカカオ農園での利用が知られていました。適切な構造を持つゴム農園も、森林間のつながりを増やす場所になりうると論文は提案しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
論文は、適切な植生構造を持つゴム農園が、南バイーア州で森林間のつながりを増やし、タマリン保全に役立つ可能性を提案しました。