ナンベイレンカクは、長い細い指を広げて水面の浮いた植物の上を歩く小型の水鳥です。
成鳥は背中と翼が栗色で、体の大部分は黒色です。額には赤い肉質の板があり、くちばしの付け根にも赤い飾りがあります。
ナンベイレンカクは、南アメリカなどの淡水の湿地に暮らします。長い足の指で浮いた水草の上を歩き、葉をめくって昆虫や小さな動物などを探します。子育てではオスが卵を温め、ヒナを世話します。水草の上を歩く足と、親の役割の分かれ方の両方が、この鳥の暮らしを特徴づけています。
パナマの野生の鳥を調べた2004年の研究では、メスがオスより重く、縄張りを持つメスどうしが複数の相手を得るために競争する様子が示されました。オスが子育てに時間を使うことと、メスの競争が結びつく繁殖の仕組みです。体格や顔の飾りなども、縄張りや相手を巡る関係とともに調べられました。
水草を集めた浮く巣で卵が育ち、かえったヒナは短い期間で歩き、餌を探すようになります。親の保護を受けながら、水草のある水面を暮らしの場所にしていきます。一部の地域では開発による生息地の減少が課題で、浮いた植物のある湿地を残すことが、食事と子育ての両方を支えます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
一部の地域では、開発によって森林や湿地が失われることが脅威です。餌を探し、浮く巣を作る水草のある淡水の水辺が暮らしを支えています。湿地の植物と水の環境を保つことが保全につながります。