ニューブリテン島の果実食コウモリです。背中が裸に見える翼のつき方が仲間の特徴で、調査では森や農園の果実を食べに訪れていました。
Dobsonia属では翼が背骨の位置から伸びるため、背中に毛のないような見た目になります。
ニューブリテン島固有のニューブリテンケナシフルーツコウモリについて、研究者はホワイトマン山地の標高941メートルで亜成体のメス1頭をかすみ網で捕獲しました。それまでの標高記録は海面から300メートルまでで、今回の捕獲地点は既知の上限より641メートル高い場所です。調査では標高500〜1100メートルの4地点を200メートル間隔で調べました。測定表には本種のメス1頭と体重158グラムが記録されています。
著者らは、ニューブリテンケナシフルーツコウモリとヒメケナシフルーツコウモリが主に低地林に生息し、低山地林と植物相や森林構造が似ているため、標高の高い森林にも移動しうると考察しました。6種の高標高記録については、真の分布拡大より、過去の調査で記録されていなかった既存の分布域を示す可能性が高いと説明しています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。