キタコアリクイは、メキシコ南東部から中米を通り、南米のアンデス山脈西側の北ペルーまで分布します。主に木の上でアリやシロアリを食べます。
体毛は黄褐色から淡いクリーム色で、肩から背中を通り腹側まで続く黒い「ベスト」模様があります。長い尾は枝などをつかめます。
コスタリカで2016年4〜7月に道路上で見つかったキタコアリクイ10体を、獣医施設に運んでX線撮影しました。骨折数は個体ごとに0〜5カ所で平均2.6カ所でした。骨折のない個体は1体で、研究者は計54枚のX線画像を使って骨の状態を記録しました。
骨折全体の61%は体の頭側にあり、上腕骨が最も多く31%を占めました。尺骨は19%、橈骨は11%でした。尾側では腸骨が19%、大腿骨が12%でした。骨折が5カ所あった個体は3頭で、骨端線が開いた成長中の個体も2頭いました。脛骨・腓骨は骨折全体の8%を占め、肩甲骨や手足の小骨には骨折がありませんでした。正常な四肢骨のX線像も画像で示し、骨折位置別に記録しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
コスタリカで道路上に見つかったキタコアリクイ10体の骨折を、54枚のX線画像で記録しました。骨折の61%は体の頭側にあり、上腕骨が最も多く31%でした。著者は救護施設での診療に使える参照資料として示しています。