アフリカ南部とオーストラリア南部に、別々の亜種がすむオットセイです。海で暮らし、繁殖のため岩場などへ上がります。
どちらの亜種も、オスはメスより大きくなります。オーストラリアの亜種のオスは、首の周りに厚い毛があります。
オーストラリア亜種では、子に乳を与えるメスのオットセイが海底へ潜って餌を探します。研究チームはカノウナ島でメス22頭にカメラ、GPS、潜水記録計を付け、2008〜2018年の秋冬に記録した84.5時間分の映像を分析しました。2,022回の潜水で、獲物との遭遇1,186件と捕獲715件が記録されました。
映像の多くは、海底に張り付く生き物がまばらな二つの環境で撮られ、獲物との遭遇は多く記録されました。これらの環境での捕獲成功率は57.2%と62.2%でした。海底に張り付く生き物が密な場所では、獲物との遭遇全体の2.8%が記録されましたが、捕獲成功率は79.3%と最も高くなりました。水深が深いほど遭遇が増え、獲物との遭遇と捕獲はいずれも夜に最も多く記録されました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界全体の種評価(Arctocephalus pusillus)
IUCNの2015年の世界評価では、ミナミアフリカオットセイは低懸念(LC)とされ、個体数は増加傾向でした。ニューサウスウェールズ州では、オーストラリア亜種(A. p. doriferus)が州の生物多様性保全法で危急種に指定されています。