オスは青灰色と栗色、メスは褐色の羽を持つ小さなウズラです。草や低木の間を歩き、地面で種子や小さな虫を探します。
オスは頭から胸、脇が青灰色で、喉は黒っぽく、白い線模様に囲まれます。胸の下から腹にかけては栗色です。メスは全体に褐色で、胸や脇に細い黒い横じまがあります。
ヒメウズラは、ウズラよりさらに小さな体をしたキジ科の鳥です。ひなは卵の中で、翼や足、くちばし、体を覆う羽を育てます。皮膚には小さな盛り上がりができ、その一つ一つが伸びて羽になります。色も、羽ができる途中で加わります。
2019年の論文では、台湾由来の十組から続く飼育集団の卵を、広島大学で調べました。卵を約三十七・七度、湿度七十パーセントで温め、時間ごとに別々の卵から体の形を観察しています。研究者は、生まれた直後のひなまでの変化を三十九段階に整理しました。
この条件では六日目に背中の羽のもとが現れ、七・五日目には一部に茶色がつき始めました。八・五日目には、背中や尾の早く育った羽が、先のとがった長い形になっています。体を覆う羽は一度に完成するのではなく、場所ごとに形と色を変えながら、生まれる準備を進めていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
BirdLife Internationalの2025年の世界評価は低懸念としています。世界全体の数は推計されておらず、数の変化を追う公表データもありません。暮らす場所には草地や湿地、低木地が挙げられ、定期的に数を調べる仕組みは未整備です。保全のための基礎となる、生息地と個体群の調査データが乏しい鳥です。