畑や開けた草地がある英国の低地に夏に訪れる、小型のキジ科の鳥です。姿は見えにくく、声で気づくことがあります。
体はずんぐりして翼の先はとがります。上面は褐色にベージュ色の筋や縞が入り、下面は暖かみのある橙褐色です。
ヨーロッパのヨーロッパウズラは、草や穀物の種、地面にすむ小さな虫などを食べます。草の生えた場所に浅いくぼみを作って巣にし、渡りの途中でも農地を利用します。畑は、餌を探す場所と、体を隠す場所の両方になります。
イタリア中東部のアンコーナ県では、2001〜2007年に二か所で足輪を付ける調査が行われ、捕獲は合計一万一千五百八十六回に達しました。2012年の論文では、七月末から九月末にかけて、捕まえた鳥の平均体重がオス、メスとも約十五%以上増えていました。著者らは、渡りに向けて体にエネルギーを蓄える時期と結び付けています。
足輪を付けた後、同じ場所で再び捕まった鳥の多くは、最初の捕獲から十日以内に見つかっていました。著者らは、この二か所を長く暮らす場所よりも、移動中に一時的に休む場所と考えています。農地に姿を現す小さな鳥にも、そこで過ごす短い時間と、その先へ続く旅がありました。
IUCNレッドリスト · 低懸念(LC) · 世界
2018年八月九日のIUCNの世界評価は低懸念で、個体数の傾向は減少です。同評価は、ヨーロッパでの草地や休耕地の減少、農薬による餌の減少、狩猟、ニホンウズラとの交雑を脅威に挙げています。繁殖期の草刈りや耕作を避けること、農地の生息環境を保つこと、個体数と狩猟の影響を調べることを提案しています。