レユニオン島で記録されているカブリダニの仲間です。
2015年の1回の採集で得られた、保存されたおとなのメス1個体では、背中をおおう板の長さは290マイクロメートルでした。
Amblydromalus nakuruensisのメスは、なめらかな背中の板に、長さの違う毛を持っています。背中の毛のふちもなめらかで、脚の太い毛は先が鋭くなっています。小さな体を覆う毛は、どれも同じ長さや形ではなく、場所ごとに違っています。
二〇〇六年の原記載は、ケニアのナクルから西へ三十九キロの場所で得られたメスをもとにしています。一九八九年十二月四日に、Triumphetta属の植物の上から見つかりました。nakuruensisという名前は、産地に近いナクル湖にちなんでいます。湖に近い陸上の植物が発見の舞台でした。
このメスでは、背中の前方にある毛の一つが三十四マイクロメートル、別の毛は十一マイクロメートルでした。研究者は、毛が生える場所に記号を付けて、一つずつ長さを示しています。一本ごとの位置と長さを組み合わせた細かな地図が、よく似た仲間を比べる手がかりになっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種には、ケニアで一九八九年に得られたメスと、レユニオン島で二〇一五年に得られたメスの資料があります。二〇二〇年の論文は、両地域から一頭ずつを比べています。保全のためには、こうした過去の産地で植物ごとの生息状況を再調査し、分布の広がりと生息環境を確かめることが役立ちます。