記載されたオスとメスの腹部には、灰色がかった茶色とベージュのまだら模様があります。
記載されたオスの頭から胸は暗い赤茶色で、記載されたメスでは赤茶色です。オスとメスの脚には濃い色の輪模様があります。
Austrarchaea binfordaeのオスは、頭の高くなる場所が後ろ寄りにあります。メスでは、いちばん高い場所が頭の後ろ三分の一あたりにあり、その後ろが緩やかに下がります。よく似た色を持つオスとメスにも、頭の輪郭には違いがあります。
二〇一一年の研究は、低地の州有林で確認された本種と、山で得られた若い標本を並べて扱っています。山の二頭は、ウィリ・ウィリ国立公園のバンダ・バンダ山、標高千四十五メートルのナンキョクブナの雨林で採集されました。地面より高いところにたまった落ち葉から得られた資料です。
この二頭は、本種の可能性がある標本とされましたが、ミトコンドリアの遺伝子配列には違いがありました。著者らは、別の種へ分かれている可能性も挙げています。低地で確認されたクモと、山の若い標本との関係を、見た目と遺伝子の両方から確かめようとした研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
二〇一一年の研究は、本種が確認されたケレウォング州有林とローン州有林について、開墾、生息環境の悪化、火災、気候変動による脅威の可能性を挙げています。また、オーストラリア南東部の低地雨林の多くが、林業の影響を強く受けてきたと述べています。本種の生息状況を把握するには、確認済みの低地の採集場所を中心に、森林と落ち葉のある場所を継続して調べる方法があります。