東南アジアにすむクジャクの仲間です。頭や首は緑色で、オスもメスもよく似た色をしています。
成長したオスには、目玉のような模様の長い飾り羽があります。これは尾そのものではなく、尾の付け根を覆う羽が長くなったものです。
マクジャクは、東南アジアの森で暮らす鳥です。木の下が混み合わず、地面には草がある場所を使います。川辺の開けた場所は、オスが飾り羽を広げる場所にもなります。森の中の川と、その周囲の草地は、この鳥の暮らしにつながっています。
2017年の論文は、タイ西部のフアイカーケン野生生物保護区で、季節ごとの場所の使い方を報告しています。研究者は2012〜2014年に二つの区域の計七十か所で自動撮影カメラを使い、さらにオス一羽に小型の発信器を付けて居場所を追いました。
発信器を付けたオスは、繁殖期には川の近くの狭い範囲に集中し、それ以外の時期には、より広い範囲を使っていました。カメラでも、繁殖期は川に近い場所で見つかりやすい傾向が出ています。追跡したオスは、繁殖期以外には地面を草がよく覆う場所を選び、季節に応じた森の使い方を示しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この保護区の2017年の研究は、川辺と、川から離れた森の両方で、地面に草があり木の下が開けた場所を守ることを提案しています。また、巡回などで狩猟や人によるかく乱を減らした地域では、過去の調査より鳥との遭遇が増えていました。森の保護と狩猟対策を合わせて続けることが、地域の管理方針として挙げられています。