オスは黒く光沢のある頭と灰色の背、メスはくちばしの付け根の白い斑が目印です。
オスは黒い頭に緑の光沢があり、背は灰色です。メスは褐色で、くちばしの付け根に白い斑があります。
スズガモの群れが水面に長い列を作る場所では、その下に二枚貝が広がっていることがあります。ポーランドのオドラ川河口域では、岸から数百メートル離れた細長い群れや、沖に密集する群れが観察されました。鳥が集まる場所には、淡水のゼブラガイが広い範囲に分布しており、貝が少ない場所ではスズガモも少なくなっていました。
2015年の研究は、河口域を22の区域に分け、2002年から2014年の間に数えた鳥と、水底から採った貝を比べています。分析には、短期間で全域を数えられ、天気や氷の影響が小さい22回の記録が使われました。また、2008〜2013年に漁網にかかって死んだ鳥を調べ、消化管に餌が残る32羽の内容を確かめています。見つかった餌の重さの約97%をゼブラガイが占めていました。ユスリカの幼虫や巻き貝なども見つかり、この河口の水底に暮らす小さな生き物が、渡り途中や冬のスズガモの食べ物になっていました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オドラ川河口域の食性調査には、漁網にかかって死んだスズガモが使われました。餌をとる水辺での混獲は、この地域の鳥に実際に起きている危険です。著者らはさらに、ゼブラガイが体や殻にためる微量の金属などが、スズガモの繁殖に影響するかを調べるよう提案しています。餌として重要な貝と、その貝が取り込む物質の両方を調べることで、渡りを支える河口の採食地をどう守るか考える必要があります。