淡水の岸辺にすむトガリネズミで、水に潜って獲物を探します。
背中は濃い色、腹は白く、足と尾の下側には泳ぐ助けになると考えられている剛毛があります。
オランダの小川沿いで、ヨーロッパミズトガリネズミの居場所を細かく調べる研究が行われました。2022年9〜10月に20個体を電波で追跡し、1,065件の位置記録から条件を満たす332地点を解析。調査地は低地の小川沿いです。各地点の植生や林縁などを、航空レーザー測量(LiDAR)から得た11項目の環境情報と照らし合わせました。
モデルでは、地上1m未満の密な植生が出現と最も強く結びつき、開けた場所は利用されにくい傾向でした。水辺から離れるほど出現確率は下がりましたが、水までの距離より植生の項目のほうが予測上重要でした。小川の岸だけを見るのではなく、草地や林縁の細かな植生構造も生息場所を考える手がかりになると示した研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オランダの一つの小川沿いで行われた2022年秋の追跡調査では、地上1m未満の密な植生が出現と強く結びつき、開けた場所は避けられる傾向が示されました。対象地の生息環境を守る際は、水辺に加えて草地や林縁の植生構造も考慮する材料になります。1地点・短期間の結果であり、種全体の正式な保全区分や長期傾向を示すものではありません。