暖かい沿岸の海にすむ哺乳類です。主に海草を食べ、浅い湾などを利用します。
背びれがなく、尾は左右に広がる形です。下向きの口の周りには、食べ物を探す助けになる毛があります。体の長さは2.4〜4メートルです。
ジュゴンは、浅い海に広がる海草を主な食べ物にする哺乳類です。海草を根ごと掘り起こして食べると、海底に細長い食事の跡が残ります。草原のように見える場所にも、通り過ぎた動物の暮らしが刻まれます。口元の敏感な毛も、海草を探す助けになります。
食べられた場所では、海草の再生が促されることがあり、種を運ぶ働きもあります。ジュゴンは海草に支えられると同時に、海草の広がりにも関わる動物です。一方、沿岸の開発や水の濁り、強い嵐などで海草が減ると、食べ物のある場所を失う問題につながります。
オーストラリアでは、海草の生育場所を守り、回復させる事業が支えられています。ジュゴンの分布や体の状態を調べる活動も進められ、地域の先住民との協力もあります。船との衝突や網への絡まりを減らす取組と、海底の食卓を残す仕事が組み合わされています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
海草の減少や水質の悪化、船との衝突、漁具への絡まりなどが脅威です。オーストラリアでは、海草の保護・回復、分布や健康の見守り、地域の先住民との協力などが行われています。