オスもメスも、腹部の背中側にこぶが1つあり、横から見ると三角形に見えます。
記載されたオスとメスでは、頭の上に4つの突起があり、それぞれの先に短い棘があります。腹部には茶色とベージュのまだら模様があります。
Eriauchenus andriamaneloは、胴体の大きさに比べて、とくに前の脚が長いクモです。2018年に調べたオス五頭では、一番前の脚のももの長さが、頭から胸を覆う部分の5.38〜6.48倍ありました。メス五頭では3.80〜4.25倍です。調べたメスオスの体長の範囲は重なっていますが、前脚の比率には違いが見られました。長い首と大あごに加え、前脚の伸び方にも、オスとメスで異なる姿が表れています。
研究で詳しく記載したオスの基準標本は、2001年にマダガスカル北部のモンターニュ・ダンブルで得られました。一方、詳しく記載されたメスはノシ・ベ島のロコベ産です。オスでは一番前の脚のももが10.0ミリ、メスでは6.59ミリと記されています。研究者は顕微鏡で体の各部分を測り、標本ごとの記載と、複数個体の変異を分けて示しました。別の土地で集められた標本を比べ、小さなクモの体の違いを整理した研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種の採集記録があるアンカラファンツィカ国立公園では、乾いた森林の火災と回復が保全上の課題です。キュー王立植物園の研究事業は、強い火災後の自然回復を調べ、森林管理者や地域住民に、木の選び方や種の保存、苗の育て方を伝える方針を示しています。空からの画像と地上での調査、在来樹木の育成、地域の苗木生産を組み合わせる計画です。森林を回復させるための地域の研究事業です。