オスが長い尾を広げて求愛する、オーストラリア南東部の地上性の鳥です。ほかの鳥や身近な音をまねることでも知られます。
暗い灰色の体に赤褐色の翼・背・喉をもちます。オスの長い尾には、求愛で使う幅広いS字形の飾り羽がありますが、メスと若いオスにはありません。
コトドリのオスは、長い尾羽を体の前へ広げ、歌と踊りでメスを誘います。周囲の鳥の声などを取り入れる物まねでも知られます。自分の声と覚えた音をつないだ歌は、湿った森林の中で響きます。大きな尾の見せ方と、耳で覚えた音の組み合わせが、この鳥の求愛を作っています。
華やかな歌の合間、餌を探す場所は地面です。大きな足で落ち葉をかき、昆虫やクモ、ミミズなどを探します。昼の多くを森の地面で過ごし、夜には木に上がって休みます。高く響く声を支える食べ物は、足元の湿った落ち葉や土の中にあります。
巣を作り、卵を温め、子を育てる仕事はメスが担います。オスの求愛の場と、メスの子育ての場所が、同じ森の中にあります。ニューサウスウェールズ州では保護され、多くの国立公園や保護区に生息しています。歌の舞台と、地面の食卓、子育ての場所を残すことが、その暮らしを支えます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ニューサウスウェールズ州では保護されており、多くの国立公園や保護区に生息します。湿った森林の落ち葉や土にすむ餌、休む木、巣を作る場所が暮らしを支えます。