ベニジュケイは、山地の森林で暮らすキジの仲間です。オスは青い顔と赤褐色の斑点模様を見せ、繁殖期に求愛します。
オスは青い顔と赤い肉垂を持ち、赤褐色の体に白い斑点があります。メスは主に褐色です。
ベニジュケイは中国の山地にも暮らす鳥で、昼間に活動します。森の中で過ごす一日には、よく動く時間帯があります。オスとメスでは、その時間の使い方に違いが見られます。
湖北省の神農架で2010年から2015年の間に断続的に行われたカメラ撮影をまとめた論文では、独立した二百九十五の撮影記録が集まりました。オスが最もよく写ったのは午前六時から八時、メスは午前十時から正午でした。同じ山に暮らす同じ種類の鳥でも、朝早く動くオスと、少し遅く動くメスの違いが現れました。
季節による違いもあり、撮影の頻度は四月から九月に高く、五月が最も高くなりました。また、人の活動が記録された場所では、鳥は朝早くと夕方によく写っていました。神農架の記録には、性別、季節、人の活動する場所によって変わる、山の鳥の時間の使い方が刻まれています。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeのIUCNレッドリスト掲載表では、ベニジュケイは世界全体で低懸念に区分されています。神農架では人の活動する場所と鳥の活動時間に関係が見られました。山の生息地を守る際には、鳥のいる場所に加え、人が入る場所と時間を把握することが保全の手がかりになります。