オスが長い飾り羽を扇のように広げる、インドやスリランカの鳥です。
オスの飾り羽には、目のような模様があります。メスは色が控えめで、目の模様を持つ長い飾り羽はありません。
インドクジャクのオスは、目玉模様のある長い飾り羽を扇のように開き、震わせてメスへ見せます。普段は地面を歩き、果実や種、昆虫などを食べます。夜の休み場所は木の上で、そこへ上がるときや、危険から逃げるときには、強く羽ばたいて短い距離を飛びます。
2014年の研究では、英国で飼育されたおとなのオス五羽を、二台の高速カメラで撮影しました。飾り羽があるときと、取り除いた後を比べ、飛び立ちの速さや体の持ち上がり方を計算しています。最初の二回の羽ばたきなどから測った飛び立ちの成績には、統計的に明確な差が見つかりませんでした。
飾り羽は、見せるときと移動するときで、違う姿勢になります。求愛するオスが集まる場所でメスが相手を選び、交尾の後はメスが地面のくぼみに巣を作ります。卵を温め、ひなを育てる仕事もメスが担います。大きな飾りと、歩く・飛ぶ・子を育てる暮らしが組み合わさっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
インドやスリランカの開けた森や人の使う土地にも暮らし、宗教的に大切にされてきたことや、人の近くでも暮らせる性質が保護に関わっています。スミソニアンは、野生で広く保たれている種として紹介しています。