モモジロリーフモンキーは木の上で暮らすサルです。シンガポールの個体群では、黒い体に白い胸と腹の帯、目の周りや脚の内側の白さが目立ちます。
シンガポールのおとなは黒い毛に白い胸と腹の帯があります。目の周りと脚の内側も白く、赤ちゃんは白い毛です。
シンガポールの森林に残るモモジロリーフモンキーは、木の上で暮らし、野外で長く観察するのが難しい動物です。研究者は糞六試料から植物のDNAを調べ、少なくとも33科53種の植物を食べていたと報告しました。目で見た採食記録が少なくても、食べた植物の手掛かりを別の方法で集められます。植物名の照合にはDNAバーコードを使っています。
著者らは、確認された食草を森林の分断地に植え、林のつながりを助ける案を示しています。ただし六試料は一つの森林片から得られたもので、季節ごとの食事や別の地域の群れを代表しません。植栽が実際に移動を助けるかも、この研究では検証されていません。食性の記録は、復元計画を考える出発点です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
シンガポールのモモジロリーフモンキー亜種について、糞六試料から33科53種以上の植物DNAが確認されました。著者らは、この食性情報を森林片の間へ食物植物を植える計画に生かす案を示しています。ただし植栽後の移動や個体群への効果を測った研究ではなく、試料数も限られます。地域の植栽候補を考える資料として使い、季節や個体群を広げて確かめる必要があります。種全体の正式な区分や傾向は本研究から導けません。