本州・四国・九州などにすむ、日本固有のノウサギです。草や低木の茂る、森の縁などを利用します。
夏は茶色い毛に覆われます。東北地方などの北部の個体や佐渡島の個体は、冬に毛が白くなります。
大雪の冬、ニホンノウサギは夜に活動し、昼は休み場所を使います。東北地方の山林で行われた研究では、2021年と2022年の1〜3月に150ヘクタールで自動撮影を行い、2022年と2023年の同じ季節には400ヘクタールで足跡を調べました。夜のカメラ画像は、枝葉のすき間が広い場所や斜面で多く撮られ、テンの記録とも正の関係がありました。キツネの記録との関係は見られませんでした。
昼の休み場所は、枝葉が茂り、地面近くの見通しが狭い場所にありました。研究者は、夜は餌を探す行動、昼は空と地上の天敵から身を守る行動が場所選びに関わると考察しました。活動時と休息時で、選ばれる森林の環境が違うことが記録されています。
環境省レッドリスト2020(哺乳類) · NT(絶滅の心配が高まっている区分) · 佐渡島(サドノウサギ亜種)
環境省レッドリスト2020では、佐渡島の亜種サドノウサギ(Lepus brachyurus lyoni)をNT(絶滅の心配が高まっている区分)に分類しています。