細かな斑模様で草地に溶け込む、南アフリカとレソトの固有種です。山地の草原や岩の多い丘陵で暮らします。
上面は灰褐色で白や淡い黄褐色の横斑があり、下面は黒と白の細かな縞模様です。オスはメスより大きく、頑丈な蹴爪があります。
南アフリカとレソトに暮らすシャコの一種です。山地では短い草や小さな茂みのある場所を使い、南西部では海に近い低い土地にもすみます。仲間と群れで過ごし、特徴のある声を出します。草の高さや小さな茂みの広がりが、地面で暮らすこの鳥の居場所に結び付いています。
1993年に発表された研究では、南アフリカ東部のストームバーグ高原で、1988年から1991年にかけて繁殖が調べられました。卵を温めるのはメスで、巣の卵の数は平均約五・五個、温める期間は平均約二十一・七日でした。草むらの巣では、三週間ほどの間、卵を温める暮らしが続きます。
この研究では、ひながかえる時点まで残った卵から、生きたひなが生まれる割合は九〇%でした。一方、温め始めたひとまとまりの卵が、その期間を無事に過ごす確率は三一%とされました。卵がかえる力に加えて、巣が長く保たれることも繁殖に関わります。研究者は、繁殖中の鳥への草地の火入れの影響にも着目しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
南部アフリカの鳥類地図は、初夏の草地の火入れを、繁殖の成功に影響する人の活動として挙げています。ストームバーグ高原などの繁殖研究でも、卵を産む季節は地域で異なり、南西部では期間が短いことが示されています。繁殖の時期と草地の管理を合わせて考えることが、巣を保つことに関わります。