南アメリカにすむ大型のインコです。全身の深い青色と、目やくちばしの周りの黄色が目立ちます。
大きなくちばしは黒く、先がかぎ状に曲がっています。オスとメスは似た姿をしています。
スミレコンゴウインコは、丈夫なくちばしでヤシの実などを食べます。ブラジルのパンタナールでは、マンドゥヴィと呼ばれる木が、子育ての場所として重要です。太い幹にできた穴を使い、内部を広げて巣にします。大きな鳥が子育てできる空間は、木が立っているだけでそろうものではなく、穴ができる時間にも支えられます。
パンタナールでは、人工の巣箱を使って繁殖した例もあります。一方、自然の巣を支える木は、火災や土地の使い方の変化で減り、若木が育ちにくいことも問題です。今使える巣と、これから巣になる木の両方を残すことが、長い暮らしを支える保全につながっています。
ボリビアでは、巣の見守りに加え、地域の人への火災予防や対応の研修も行われてきました。保全団体は調査を続け、巣箱も設置しています。鳥を捕らえる取引を減らす活動とともに、食べ物と巣が残る場所を守る取組が、大きなくちばしを持つ鳥の次の世代を支えます。
IUCNレッドリスト(保全団体の種紹介掲載) · 危急(VU) · 世界
捕獲による取引、森林や巣場所の減少、火災などが脅威です。巣の保護や巣箱、地域の人との火災への備え、保護された鳥の世話、個体群の見守りが行われています。