マダガスカルのマソアラ半島にすむ、赤褐色の毛を持つキツネザルです。
赤褐色の体に黒い顔と尾が目立ち、後頭部には白い毛があります。
アカエリマキキツネザルは、マダガスカル北東部のマソアラ半島の森林に暮らします。高い木の上で果実を食べ、飲み込んだ種の一部は消化されず、ふんとともに別の場所へ運ばれます。果実を得る暮らしが、森に新しい木が育つきっかけともつながっています。
花の蜜をなめるときには、長い鼻先に花粉がつきます。次の花へ移ると、その花粉も運ばれます。果物を食べるだけでなく、花と花の間もつなぐ動物です。豊かな果実をつける大きな木は、鳥や昆虫に加え、こうしたキツネザルの訪問にも支えられる関係を持っています。
一方、食べ物や移動の場所となる高い木は、伐採の対象にもなります。森林の減少や狩猟、サイクロンなどが暮らしを脅かします。保全施設では、遺伝的な多様性を保つ繁殖に協力しています。大きな木と、実を食べ花を訪れる動物の両方を守ることが、森のつながりを残す取組になります。
IUCNレッドリスト(保全施設の種紹介掲載) · 深刻な絶滅危惧(CR) · 世界
伐採による森林の減少や狩猟が大きな脅威で、サイクロンによる森林の変化にも影響を受けます。LCFでは、飼育下の遺伝的多様性を保つ協力繁殖や教育、研究が行われています。