頭と首がピンク色で、白い首まわりの羽と、胸から下がる袋状の部分が特徴の大きなコウノトリです。
ピンク色の頭と首、白い首まわりの羽、下に垂れる首の袋状部分が目立ち、背中は暗い灰色です。
オオハゲコウは、インドなどに暮らす大きな水鳥です。死骸などを食べ、木の上で集団の子育てをします。インドのアッサム州では、巣の下に落ちる骨やふんが嫌われ、巣のある木が切られることがありました。鳥を守る活動は、木を残す人の気持ちや、日々の暮らしとも向き合うことになりました。
保全を進めたプルニマ・デビ・バルマンと地域の女性たちは、巣を見守り、落ちた鳥を救護する活動を広げました。鳥の模様を織り込んだ布を作って売る仕事も支えられています。鳥の姿は歌や祭りにも取り入れられ、嫌われていた巣の住人が、地域で大切にされる存在へ変わっていきました。
2024年の支援団体の報告では、活動をインドとカンボジアへ広げる目標が示されています。巣のある木を残すことと、そこに暮らす人が保全に加わることを組み合わせる取組です。一羽の鳥を巡る地域の受け止め方が変わることが、子育ての場所を守り続ける力にもなっています。
IUCNレッドリスト(保全機関の種紹介掲載) · 準絶滅危惧(NT) · 世界
湿地の減少や劣化、巣のある木の伐採などが脅威です。地域の人による巣の保護、救護、湿地の清掃や植樹などが行われています。2023年には、保全の進展を受けて世界の評価が準絶滅危惧へ変更されました。