スマトラカワウソは、鼻先まで短い毛に覆われたカワウソです。東南アジアの湿地や浅い沿岸水域の記録があり、魚類をよく食べます。
鼻先の皮膚部分は短い毛で覆われ、上唇とあごは白っぽい色をしています。
スマトラカワウソなど3種が同じ地域にすむマレーシアのセランゴール州沿岸では、野外で見た姿だけで種類を決めるのが難しいことがあります。研究者はカワウソの糞33個からDNAを調べ、種を判定する三つの方法を比べました。
短いDNA部分を増やす方法では、33個すべてから分析用のDNAが得られ、32個で種に対応した型が確認されました。より長い部分を使う二つの方法では、それぞれ約61%と64%の試料でDNAが増えました。長い部分の一つでは、種ごとの型が安定しない問題もありました。糞を採って調べる手法は、捕獲しにくいカワウソの分布記録を集める方法として役立ちます。研究者はこの判定法を、種ごとの分布や個体数の調査に生かす方法として検討しました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
セランゴール州沿岸で採ったカワウソの糞33個のうち、32個で種に対応したDNAの型が確認されました。この調査法は、スマトラカワウソの分布を調べる記録づくりに使えます。