中国四川省西部の山地に分布するトガリネズミです。背中は青みを帯びた灰色から濃い茶色、腹側は煙った灰色で、尾は背側が茶色、下面が白色です。
背中側は青みを帯びた灰色から濃い茶色で、腹側は煙った灰色です。尾は頭胴と同じくらいの長さで、背側は茶色、下面は光沢のある白色です。
中国四川省の山地に暮らすこの動物は、上の前歯の後ろ側に、小さな突起を持っています。その突起は、すぐ後ろに並ぶ歯の先端より低くなっています。また、頭骨の額にあたる部分は弓なりに盛り上がっています。歯と頭の小さな形にも、この仲間らしさが表れています。
2025年の研究では、本種のおとな六頭の頭骨を、ほかの種の頭骨と比べました。近縁のカウダトゥスでは、前歯の後ろの突起と次の歯の高さが似ており、本種とは違いがありました。研究者は四川省の蘆山、二郎山などの標本に由来する遺伝子も比較し、本種を独立した種として扱う判断を支持しました。見た目の比較と遺伝子の分析を組み合わせ、長く議論されてきた仲間同士の境目を調べた研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
本種が最初に記載された峨眉山では、四川省の森林消防隊が2024年五月に、登山道や景区の入口などを巡回し、無人機でも火災の危険を調べたと報告しています。訪問者への火の取り扱いの呼びかけも行われ、森林火災を防ぐ活動が進められました。