コモロ諸島のアンジュアン島とマヨット島にすむヘビです。木の上でくらし、主に夜に活動します。
オスは灰色に暗い模様、メスは赤み・茶色・黄色のある体色を示します。同じ種でも、オスとメスで色が大きく違います。
Lycodryas maculatusは、頭と首の境がはっきりし、細長い尾を持つヘビです。アンジュアン島の調べられたオスでは、鼻先から胴の後端までが688ミリメートル、尾が180ミリメートルでした。マヨット島の基準標本では、それぞれ757ミリメートルと218ミリメートルあります。どちらも瞳孔は縦に細長い形です。
2012年の分類研究は、古い名前の基準となった標本を改めて調べました。1858年に別の属名で発表されたオスには、採集地として中央アメリカと記されていました。研究者は頭部や尾のうろこを比較し、この標本がアンジュアン島の集団に当たると考え、古いmaculatusという名前を暫定的に採用しました。一方、マヨット島の亜種comorensisでは、元の基準標本が見つからず、2010年二月七日にプティット・テールのモヤ付近で、木の樹皮の下から得られたオスを新たな基準に選びました。島のヘビの分類を、保存標本と現地の個体の両方から組み直した研究です。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
マヨット島の集団では、持ち込まれた哺乳類が保全上の問題として挙げられています。UICNフランス委員会の2024年の分析は、同島のLycodryas maculatusに圧力を及ぼす外来哺乳類として、野生化したネコ、クマネズミ、テンレック、コジャコウネコを挙げています。マヨット島の亜種comorensisを含む地域の保全資料に基づく脅威の整理です。