北米西部の高山帯にすむライチョウの仲間です。季節によって羽色が変わり、足先まで羽毛に覆われています。
夏は岩場になじむ斑模様になり、冬は白くなります。足には羽毛が生え、雪や寒さへの適応に役立ちます。
オジロライチョウは、北アメリカの高い山で暮らす鳥です。ひなを育てる場所では、植物と、その周りの小さな虫などが食べ物になります。短い山の夏には、植物が伸びる時期も、虫の多い時期も変わります。ひなが生まれる時期と、成長を支える食べ物の季節が、子育てに関わっています。
アメリカのコロラド州では、2013年から2015年に、山地の三つの場所で百二十の巣と、六十七のひなの家族が追跡されました。同じ場所で植物や虫も調べ、ひなの成長する時期に利用できる食べ物の変化と、ひなの生き残り方を比べています。鳥の繁殖と、山の季節の進み方を一緒に捉えた調査です。
分析では、食べ物を得られる季節とのずれが大きいと、生まれて間もないひなの生存が低くなる関係が見られました。小さなひなほど、このずれの影響を受けやすい結果です。山に食べ物があることに加え、必要な時期に得られることが成長を支えます。子育ての場所には、広さだけでなく、季節の時間の重なりもあります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
コロラド州の研究は、ひなの生存と、食べ物を得られる季節との関係を示しています。山地の保全では、ひなを育てる場所とともに、植物や虫が増える時期、その場所で鳥が繁殖する時期を把握することが重要になります。山の季節の変化は、繁殖環境を考えるための情報です。