ナントウタカヘは、飛べない大きなクイナの仲間です。赤い太い脚と大きなくちばしをもち、野生では草原の植物を食べ、雪が深いと森へ移ることがあります。
頭から胸は濃い青色、肩は青、翼と背は青緑からオリーブ色で、赤い太い脚と大きなくちばしをもちます。
ナントウタカヘの保全では、施設や安全な生息地で育つ鳥を支え、野生で世代をつなぐ集団を増やそうとしています。2026年5月の報告では、ニュージーランドのゴーランド・ダウンズから八羽を移し、ゴールデン湾のオネタフアへ迎えました。捕食動物を防ぐ柵と、継続した対策がある場所です。
ゴーランド・ダウンズは、2018年に始まった野生復帰の試験地でした。捕食動物が少なく、見守りやすいことなどから選ばれましたが、実際には餌の質や量、成鳥の生存、繁殖に課題がありました。担当者は得られた情報をもとに、この場所での試験を終える方向へ進めています。
新しい場所でも、移した後の鳥を見守り、環境になじめているかを確かめます。餌、捕食動物、気候、地形、移送と見守りのしやすさを合わせて判断する取組です。地域のマオリの人々や保全団体も協力し、鳥を運ぶ前の環境整備から、その後の暮らしまで支えています。
ニュージーランドの保全評価(DOC掲載) · 国内で絶滅の危険がある(Nationally Vulnerable) · ニュージーランド
持ち込まれたオコジョや野良ネコなどの捕食動物が脅威です。繁殖を支える活動に加え、安全な場所を整え、移した先の餌や生存、繁殖を確かめながら、生息集団を増やす取組が行われています。