オオジシギは日本北部で繁殖し、オーストラリア南東部へ渡るシギです。長いくちばしと、褐色のしま模様が目印です。
羽は黄褐色を基調に赤褐色と黒が混じり、背には太い褐色のしま模様があります。腹は白く、くちばしは長めです。
オオジシギは、日本やロシアで繁殖し、オーストラリアで冬を過ごす渡り鳥です。オーストラリアのキャンベラにあるジェラボンベラ湿地で、2022~2024年に32羽へGPSを付け、ねぐらと採食場所の動きを調べました。追跡された鳥は、越冬期を通してこの湿地を利用し、日暮れに餌場へ飛び、夜明けにねぐらへ戻る行動を示しました。
約75%の鳥は、ねぐらと採食場所の間を2.5キロ以内で移動しました。移動距離の大半は6キロ未満で、使う範囲の平均は19ヘクタールでした。一部の鳥は一晩で30キロ、または数日かけて140キロまで移動しました。二つの越冬期でも、鳥は同じ場所を使いました。湿地の周辺には、ねぐらと採食場所が近くにある行動圏が記録されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
キャンベラの越冬地で追跡したオオジシギの約75%は、ねぐらと餌場の間を2.5キロ以内で移動しました。著者らは、都市計画ではねぐらを優先して守り、6キロ以内にさまざまな採食地を残すことを勧めています。